2018年05月06日 [病害虫]
クスクダアザミウマ幼虫 クスノキ枝枯れ
とあるクスノキに見られたクスクダアザミウマ幼虫です。
街路樹など生育環境の悪いクスノキが樹勢の衰退を起こし、その際にクスクダアザミウマが吸汁加害、吸汁痕から炭疸病菌が拡がってしまうそうです。
枝枯れ症状は炭疽病によって引き起こされるますが、炭疸病菌はクスノキには潜在的に存在しており、アザミウマの吸収加害が引き金となって被害が拡大するとのことです。
これらの被害により酷い枝枯れを起こし、被害が激しいものでは枯死することもあります。
参考文献
讃井孝義・黒木逸郎(2006)クスノキ枝枯れ症状の発生に関与する炭疽病,クスクダアザミウマと環境要因の関係,九州森林研究讃井孝義・黒木逸郎(2006)クスノキ枝枯れ症状の発生に関与する炭疽病,クスクダアザミウマと環境要因の関係,九州森林研究,No.59