2014年09月04日 [病害虫]
ナラタケモドキ
山中の切り株で見られたナラタケモドキです。
こちらはモミジ生立木に発生していたものです。
葉の小型化や枯枝は見られたものの、枯死はしていませんでした。
根元の他、幹の途中からも発生していました。
ナラタケモドキもナラタケ同様に樹木を衰弱・枯死させます。(ならたけ(もどき)病)
宿主としては10科13属19種が報告されており、中でもサクラやケヤキなどの広葉樹に対する病原力が強い様ですが、ヒマラヤスギにも被害は発生しているとのことです。
ナラタケとの違いは、ナラタケはツバが有るのに対し、ナラタケモドキはツバが無いことによって見分けられます。
また、ナラタケよりナラタケモドキの方がより暖かい地方に発生する様です。
因みにナラタケやナラタケモドキは主に広葉樹と一部の針葉樹に、オニナラタケは主に針葉樹に発生するとのことです。