Miyamoto Tree Service ニュース
2020年12月10日 [伐採・剪定]
ポプラ伐採
とある施設でのポプラ伐採作業でした。
まだまだこんなポプラがありました。
かろうじて折れずにいたのは、開口空洞のためラムズホーン(窓枠材)が発達していたためでしょう。
樹幹内部の腐朽空洞率が断面の50%を超えると落枝や倒木する確率が高くなるとされていますが、t/R率の0.3は、面積換算すると断面積の50%以上にあたります。
t/R率とは、幹の半径(R)と健全部(t)により算出し、その値が0.3以下になると倒木が発生する可能性が高いとされています。
なお、t及びRに樹皮は含みません。
ただし、開口空洞でラムズホーン(窓枠材)が発達した場合には、t/R率0.3よりも安全なことがあります。
因みに、芯に達した開口空洞の場合、開口角度が 120 度以上となると幹折れの危険性が高まります。
120 度を周囲長に換算すると、幹周囲長に対する割合は 1/3 以上です。