アラカシに発生したマンネンタケです。
マンネンタケは分解力の強い根株心材腐朽菌で、通常は根元などの地際部やその周辺での発生が多いのですが、今回は幹の空洞部に発生していました。
マンネンタケの仲間は根株から徐々に上部(幹)に腐朽が進行するようなので、根元からの腐朽が続いており、空洞部が適度な湿度を保ったため幹にも子実体が発生したと思われます。
逆に、ツリガネタケの仲間は幹から根元に腐朽が進むようです。
同じ様な形態で、針葉樹に発生するものにマゴジャクシがあります。
ちなみに漢方薬で霊芝として使われているキノコは、このマンネンタケです。