Miyamoto Tree Service ニュース
2010年12月27日 [伐採・剪定]
個人邸剪定
毎年ですが、この時期は連日個人邸の剪定作業です。
「昔からクロマツは三ツを摘みアカマツはミドリを摘むといわれているが、それは枝の硬軟を指したもの、この区別は必要ない。」(「剪定・生垣・庭樹各論」上原敬二:1968)
アカマツ、クロマツどちらも「ミドリ摘み」が行えれば、枝が長く伸びすぎることがないので理想的ですが、大阪ではクロマツが多いので年に1回の手入れが殆どではないでしょうか?・・・
枝が柔らかく鋏を嫌うアカマツは「ミドリ摘み」を行わなわず、「もみ上げ」ばかりを何年もやっていると小枝が長く伸びすぎて、仕舞にはどの枝からきているのか分からなくなってしまいます。
そのため、指で摘めるころの「ミドリ摘み」が重要で、「もみ上げ」作業も含め年2回の手入れが必要でしょう。
反面、枝が硬く萌芽力のあるクロマツは少々鋏を入れても大丈夫なので、棚のうすい雄松らしさの樹形を保つには、鋏で三ツを摘むという作業が重要でしょう・・・
勿論、はかま(古葉)はとる必要がありますが。。。