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2014年01月13日 [雑記]

JR武田尾駅からJR生瀬駅まで

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JR武田尾駅から旧福知山線の廃線敷を歩いたところにある、亦楽山荘(桜の園)に行ってまいりました。
桜の園というものの、ここ亦楽山荘にはヤマザクラが中心でソメイヨシノはありません。

日本古来の山桜や里桜などの保護・育成のために生涯の大半を捧げ、桜博士といわれた笹部新太郎氏は、ソメイ(ヨシノ)を「桜に非ず」と認めませんでした。

笹部氏はソメイヨシノのことを、
「私がここに桜というのは、いま日本全土の桜の八、九割を占めているあの気品の乏しいソメイヨシノを除いてのものを意味しているのであって、お互いの先人はこんな下品なソメイヨシノを国の誇りだなどといってきたものでは決してない」(櫻男行状)

そして小説「櫻守」の中では、
「これは日本の桜でも、いちばん堕落した品種で、こんな花は、昔の人はみなかったという。本当に桜というものは、花だけのものではなくて、朱のさした淡みどりの葉と共に咲く山桜、里桜が最高だった。 山桜が正絹やとすると、染井はスフいうところですな。土手に植えて、はよう咲かせて花見酒いうだけのものでしたら、都会のええ木イどす。全国の九割を占めるあの染井をみて、これが日本の桜やと思われるとわたしは心外ですねや」(櫻守)

「本当の日本の桜というものは山桜や里桜だ!染井吉野は一つの飾り物に過ぎない。桜はやっぱり山桜」(櫻守)
とのことです。

そして桜守といわれる佐野籐右衛門氏は、
 「ソメイヨシノは接ぎ木がしやすく、成長も早いさけ、パァーと広まったんですわ。めしべは退化し、花粉も実もないんで、自生はできへん。虫も鳥もよりつきませんわ。言うたら“クローン桜”ですな。全国どこで見ても、みんな同じですのや。画一化した全国チェーンの店やコンビニエンスストアみたいなもんでっせ。わしらには面白くも何ともあらしません」(桜守三代 佐野籐右衛門口伝)

決してサクラ(桜)=ソメイヨシノではございません。
そして、サクラの種類、品種、植栽場所や環境により、保存か更新かなど、それぞれ管理方法は異なってくるでしょう・・・
サクラというだけで、一緒くたしてはなりませぬ。

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なんでこの時期に・・・という感じですが・・・

笹部氏曰く、
「桜は花ばかりを観るのではなく、芽も花も幹も枝振りも、そしてまた春だけではなく四季を通じて見るのが正しい鑑賞であることや、管理の行き届いた山桜の冬期の梢が陽をうけて灰紫色にけむる風情などに、心のときめきをも覚えぬ人たちには多くを語るも無駄であろうことのみを付け加えておく」
とのこと。

冬のサクラ鑑賞、そして正月で鈍った体にはとてもいいハイクでございました。

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JR武田尾駅?JR生瀬駅まででした。

今度は花見の時期に来たいと思います。

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